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現役通訳者が教える-通訳になるには

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外国語を勉強している人が憧れる職業の一つは通訳だと思います。

今回は通訳という仕事において大切な事柄をご紹介したいと思います。

 

通訳とは?

通訳は英語では interpreter と言います。ロングマン英英辞典では interpreter について “someone who changes spoken words from one language into another, especially as their job.” と説明しています。『会話をある言語から別の言語へと変換する人で、とりわけ職業として行なう』ということです。

ちなみに翻訳家(translator)は ”someone who changes writing into a different language.“『文書を別の言語に変換する人物』と説明しています。

翻訳家は文章を扱うのに対し、通訳は会話を扱います。

 

必要なスキルは?

通訳自体には特別な免許はありません。とはいえ、2つの言語を操る言語能力は欠かせません。

翻訳家と違うのは相手がだということです。翻訳家が扱うのは文章なので、どちらかといえばパソコンと向き合いますが、通訳は人と向き合います。それぞれの言語を話す2人(またはそれ以上)を相手にします。

日本人には「英語の試験の成績は良かったけど、英会話はちょっと…」「英語は文章ならだいたい分かるけど、外国人相手に話すのは無理」と答える方が多いとされています。

文章を扱う翻訳と英会話をする通訳とではのスキルは全く別物なのです。

 

忘れてはいけないこと

1. 正確に訳す

文章を翻訳をするとき、書かれていないことを勝手に付け足したり、書いてあることを勝手に消したりしても良いでしょうか。もちろんダメです。たとえ善意であっても、元の原稿通りに訳さないならそれは『誤訳』です。

これは通訳でも一緒です。クライアントが言ってもいないことを伝えてはいけませんし、逆にクライアントが言ったことを省くのもNGです。あとになって「言いましたよね?」「聞いてないです」という論争が起きてしまう可能性があるからです。

時にはクライアントが述べた言葉が聞き取れなかったり、意図が汲み取れない時があります。そんな時には遠慮せず「もう一度いいですか?」「◯◯という意味でいいでしょうか?」と確認をしましょう。実はこうした確認作業がクライアントに安心感を与えることが多いのです。

2. 自分の意見を入れない

例えば、日本人クライアントが「今日は寒いですね」と言った時に、「相手はロシアの方なので、たいしたことないと思いますよ」などとアドバイスをするべきではありません。通訳に求められているのは『会話を…変換すること』だからです。もしかすると、この「今日は寒いですね」の一言をきっかけに会話が盛り上がるかも知れません。クライアントはそこまで計算して話している可能性もあります。

どうしてもおかしいと思える場合にはクライアントに確認してみましょう。言い間違いや聞き間違いの場合もあるからです。さり気なく確認をしましょう。

 

良い通訳を行なう秘訣

1. 勉強を続ける

言語は生き物です。常に新しい言葉が生まれます。いつも言葉に気を配るようにしましょう。言語の勉強には終わりがありません。

2. しっかり準備をする

大切な会議などの場合には事前に原稿を受け取っておきましょう。できればリハーサルができているのがベストです。しっかり準備ができていれば自信を持って通訳する事ができるからです。

リハーサルができそうか、あるいは原稿が事前にもらえそうか確認しておきましょう。原稿がない場合、少なくとも会議の内容や話の流れについて聞いておきたいところです。

3. クライアントをよく観察し、良好な関係を築く

だれでも話し方のクセがあります。早口な人、引用を好む人、主語が抜けがちな人、話題が変わりやすい人などなどです。こうした相手のクセに早めに気づく事ができると通訳が少し楽になります。そのためには事前に良い関係を築いている必要があります。社内通訳であれば相手の事がわかっているので、この点でハードルは下がるでしょう。

 

通訳者になるには?

通訳は一般的に、ビジネスシーンで用いられる事がほとんどです。会議での通訳や、視察のアテンドにおける通訳などで活躍します。契約のスタイルは社内通訳者外部委託に分かれます。

社内通訳者の場合:

企業に就職して、そこの社員として通訳します。社内の業務に精通しているので比較的通訳しやすいですが、通訳業務だけでなく他の業務と兼務するのが一般的です。

外部委託の場合:

企業が案件ごとに通訳会社やフリーランス通訳者に依頼して派遣してもらうケースです。これの場合はあくまで社外の人間なので、通訳者は事前のリサーチが欠かせませんが、色々な企業と関われるという魅力があります。

 

通訳とは人と人をつなぐ架け橋のような仕事です。

ぜひ英語を使って世界に飛び立ちましょう!

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2020年8月10日

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