ダバオ市隔離指示令日本語訳

フィリピン共和国ダバオ市庁舎

大統領令No.20
2020年

2020年3月26日(木)午前5時より、延長・変更・撤回等がない限り2020年4月19日(日)23時59分までの期間におけるコミュニティ隔離の実施に関する追加ガイドライン指示

WHOがCOVID19ウイルス感染の蔓延に関するパンデミックを宣言したため；

ドゥテルテ大統領が国家安全保障に関連し、国家を公衆衛生上の緊急事態に置くため、大統領令922を発令したため；

ドゥテルテ大統領は大統領令929を発令し、6か月間、全国で災難状態を発令したため；

地方自治体法としても知られる、共和国法第7160号16条では、それぞれの領土内で、地方自治体ユニットが健康と安全を確保および促進し、住民の快適性と利便性を維持することを定めているため；

疫学者や感染症スペシャリストの医師は、人々が地域の隔離および封鎖での感染の拡大を阻止するために家に滞在することを要求しているため；

一部の事業所やオフィスでは、業務を継続し、従業員の出社を許可する必要があるため；

既存の検疫ガイドラインを補足し、この目的のためにより厳しい措置を課すことが必要であるため；

よって、私、サラ・Z・ドゥテルテダバオ市長は、法律によって私に与えられた権限により、以下を命じる。

セクション1. 2020年3月26日(木)午前5時より、延長・変更・撤回等がない限り2020年4月19日(日)23時59分までの期間におけるコミュニティ隔離の実施に関する追加ガイドライン

1. 公共の場へ外出するときは、フェイスマスクが必須である。フェイスシールド付きのフェイスマスクが推奨される。

2. 食べ物や薬を買う者、病院に行く者、緊急事態にいる者、およびここに記載されている場合を除き、居住者、住居、およびその周辺から出ることはできない。

3. 以下を除く全ての事業所およびオフィスを閉鎖する。政府機関、食料品店、スーパーマーケット、ウェットマーケット/パレンケ、食品販売業者、食品製造、食品配送サービス、卸売店、コンビニ、サリサリストア、病院、医療研究所、薬局、ドラッグストア、銀行およびATM、金融取引機関、送金サービスおよびバイヤッドセンター、宅配便サービス、その他の配送サービス、建設用ハードウェア、医師および歯科医院、ガソリンスタンド、給水ステーション、LPGステーション、およびビジネスプロセスアウトソーシング/コールセンター。可能な限り、従業員間の距離を保つために、物理的な人員配置を導入することが必要とする。

a）ここに言及されていない他のすべての事業所ならびに個人事業者は、オンライン作業に移行し、在宅勤務制度を実施する必要がある。

b）すべての事業所および個人事業者は、施設の増強セキュリティ担当者を雇うべきである。

c）すべてのレストラン、カフェ、ベーカリー、およびその他食品施設は、ダイニングエリアを閉鎖し、テイクアウトまたは食品配達サービスとしてのみ営業が可能とする。

d）すべてのウェットマーケット/パレンケには、人々が通過するための入口、出口を設け、片側通行とする。人々は向きを変えて戻ることはできず、ウェットマーケットパレンケを回遊することはできない。

e）サリサリストアは、人々が定置することを防ぐため、夜9時から5時までの夜間外出禁止令の時間帯に人々を入店させてはならない。

4. 外来食品および非食品業者は、いずれの場所においても営業を禁ずる。

5. ジープニードライバーは、公共交通機関サービスの提供、ジープニー衛生管理、社会的距離確保や公共の場でのマスク着用の実施により、引き続き政府のために貢献する。

6. タクシーは、1回の運行毎に最大乗客定員を2名とし、三輪車と三輪車は1回の運行旅行毎に最大乗客定員を1名とする。

7. 高速道路沿いトラックの禁止のスケジュールはこれをもって解除される。

8. 製造業、建設業、農業およびその他同様の分野においては、労働現場において労働者間の距離を2メートル確保できるよう人員を減らし、作業負担の軽減や納期の延期をする。

9. 未成年者、高齢者、妊娠中の女性、病気で免疫力が低下している者は、病院や医療に行く場合を除いて、住居または住居から出てはならない。

10. 葬儀場と私立・公立墓地は、「家族葬」として前夜祭と埋葬を行なうことが義務付けられており、常に家族と2メートルの距離を遵守し、石鹸と水で頻繁に手洗いすることを要求しなければならない。

11. すべての公立および私立の教育機関は、オンラインでの入学手続き及び、2020年4月から7月までの期間にオンライン授業を行なう場合に備えて準備を進めること。

12. 闘鶏/サボンは、関連する法律および規制に基づいて裁かれる。

13. ダバオ市内のすべての私立病院は、感染の疑いのある患者（PUI）およびCovid-19の陽性患者を入院させる事を許可されない。南フィリピン医療センター（SPMC）は、Covid-19に感染の疑いのある重篤危篤患者および陽性患者の主要受入病院となる。他の医療センターでは、軽度の疑い患者で、SPMCより紹介を受けた患者を受け入れることができる。

14. 貨物
車両はに貨物と助手のいない1名のドライバーを含む車両を除き、誰もダバオ地域に入ることを許可されない。ドライバーはトラックを降りることができない。
この命令の目的上、「貨物」には、動物、野菜、その他のすべての非生物のものが含まれるが、死んだ人体は含まれない。

a）貨物車両の助手はチェックポイントで降車し、トラックがダバオ地域を離れ、戻ってくるまで待機しなければならない。

b）貨物車両の最終目的地はダバオ地域内でなければならない。

c）空の貨物車が、貨物引き取りのためにダバオ地域内に入る場合、車両には1人のドライバーのみで助手なしでなければならない。

d）10IDとPRO XIは、ダバオ地域のすべての高速道路のエリアを分割し、どのユニットが高速道路を移動する人々と貨物を保護するためのエリアを確保するかを割り当てる。

15. 誰でもいつでも都市を離れることができるが、隔離期間中に戻ることはできない。

16. 海上貨物
すべての海上船舶は、第6地域のどの港でも貨物を降ろすことができるが、船舶内のいずれの人員、乗組員も船舶から降りることは禁止する。

17. BPO（ビジネスプロセスアウトソーシング）
ビジネスプロセスアウトソーシング/コールセンターは、通商産業省の覚書 2020年度規約20-08の命令に従い、選択肢は2つのみとなる。

a）社会的距離が確保でき、近隣に適切な一時宿泊施設があり、シャトルサービスがある労働者;

b）在宅勤務

BPO/コールセンターが2つのオプションのいずれにも準拠できない場合、直ちに閉鎖しなければならない。

18. 配給カード
受益者は、次に記す家族の筆頭者である。