-
1. 言語のこと
-
- フィリピンの公用語はタガログ語と英語です。
フィリピンは様々な部族の言葉もあるので、たくさんの言語を耳にするかと思います。
ダバオ市はほとんどの人が日常的にビサヤ語を話します。
ただし、テレビや学校はタガログ語で話されるのでタガログ語も理解できます。マニラから来た 人もいるので、ビサヤ語とタガログ語を上手に使い分けています。
例えば、電話がかかってきたら、タガログ語で話し、ダバオ市の人だとわかればビサヤ語を話します。
もちろん、英語も理解し、使用することができる人がほとんどです。
フィリピンの人は小学生から英語を習い、理数系の科目は英語で授業されるそうなので英語での コミュニケーションも可能です。
例えば、モールに行ってインフォメーションセンターでお店を聞く時、レストランでごはんを頼む時、 タクシードライバーに行き先を伝える時、英語で会話ができます。
また、ネイティブスピーカーと違い、フィリピンの人も英語を勉強して身につけているので、英語 学習のコツを知っていると思います。彼らにとっても英語は母語ではないので、片言の英語でも理 解しようと耳を傾けてくれます。特にダバオの人は優しいので、全く知らない人でも外国人だとわ かれば英語で話しかけてくれます。
ぜひ、現地の人とたくさん会話をして英語を楽しみながら身につけてください。
- フィリピンの公用語はタガログ語と英語です。
-
-
2. 服装のこと
-
- フィリピン国内は雨季(6~11月)と乾季(12~5月)の2シーズンに分かれています。
雨季は気温が比較的低く、乾季は高い印象を受けます。
しかし、一年を通して25-30℃程なので過ごしやすい気候かと思います。
服装は日本の夏のような服装で十分です。
町の人の服装のはこちらをご覧ください。
トップスは基本的には半袖で、日焼け対策や冷房対策として羽織ものがあると便利です。
Tシャツやポロシャツ、ブラウスなどが多いです。
もちろん、暑いのでスリーブがないものでも大丈夫です。
ただし、公共機関では肩を出したままだと入れない場所もあるのでご注意ください。
詳しくはこちらをご覧下さい。
ボトムスは場所によって、冷房が効いているところ、屋外は蚊に刺される可能性もあるので、
長ズボンの方が適しています。
もちろん、ショートパンツやハーフパンツ、スカートも可能です。
靴ですが、街中はアスファルトが綺麗に舗装されていないところも多いので、革靴を履いている人もいますが、すぐに汚くなるのと、高温のため、革靴が傷み
スニーカーやサンダルが適しています。ヒールのある靴でもいいですが、
かなり歩きづらいと思うのであまりおすすめはできません。
やすいと思います。こちらもあまりおすすめできません。
また、ビーチに行く予定がある方はマリンシューズがあると便利です。
浅瀬でもサンゴ礁があるビーチもあるので怪我を防ぐことができます。
サンダルのような跡がつきにくいので、日焼け対策にもなります。
現地でも購入可能ですが、日本の物の方がサイズも豊富にあります。
1日の中で晴れる時間は、日差しが強いですが、雨が降る時間もあります。
日焼け対策と雨対策のために晴雨両用の傘があると便利です。
現地でも購入することはできますが、すぐ壊れてしまうものもあるので
日本のものがいいかと思います。
- フィリピン国内は雨季(6~11月)と乾季(12~5月)の2シーズンに分かれています。
-
-
3. 文化の違い
-
- 日本と違う国なので文化の違いがあります。
留学に行く皆さんは現地に着いたら感じることもあると思います。
行く前に知っておいたら、もう少し現地の人や現地で楽しめると思った点をいくつか紹介していきます。フィリピンの人のキャラクター
アジアの人は欧米の人と比べあまりフレンドリーではない印象ですが、フィリピンの人はとても フレンドリーです。初対面はお互いに緊張しますが、友達になると、またその友達を紹介してくれ て、またその友達の友達・・・といったようにどんどん友達が増えてきます。
特にダバオ市は知り合いの知り合いが友達だった。なんてことが良くあります。
友達に対してはオープンな人が多いの で、話していてもとても楽しいと思います。
また、とっても明るいので、こちらまで明るくなります。
ちょっとしたことでケラケラと笑ってい ます。子供のような素直な性格の人が多い印象があります。
フィリピンの人は家族や友達をとても大切にします。
現地の友達ができたら、きっと仲良くなれるはずです。時間にあまり厳しくない
フィリピン人の友達と約束します。
例えば、「3時にコーヒーショップで会いましょう。」というと早い人で30分遅れます。
人にもよりますが、1-2時間は遅れると思います。最初は衝撃だと思いますが、
時間を忘れてゆっくり待つのも楽しくなると思います。
また、レストランも日本のようにすぐには出てきません。
忘れられているのかなと思った頃に出てきます。
もし、心配なようであれば注文した際に「どれくらいかかりますか。」
と聞いてもいいと思います。フィリピンも同じアジアなせいか、「違い」というよりも「共通点」の方が多いと感じます。
歌が大好きな人が多かったり、ご飯を食べる前に写真を撮ったりもします。
留学で語学だけではなく、いろんな人と出会っていろんなことを感じてみて下さい。
-
-
4. 食事のこと
-
- フィリピンでも主食はお米です。有名な話ですが、
チキンで有名なファーストフードのセットメニューにもご飯が付いてきます。
フィリピンの人にとって欠かすことのできないものです。
朝・昼・晩の食事の他に間食もよくします。
フィリピンではストリートフードも充実しています。
ストリートフードの詳細はこちらをご覧ください。基本的には一人前はおかず一つ+ご飯+(スープ)というような形です。
ご飯も日本とは違い平たいプレートで出てきます。
フィリピンの人はスプーンとフォークで食べます。
フィリピンのご飯の調味料として欠かせないのがカラマンシー(シークワーサー)とチリ(唐辛子)です。レストランへ行くとほとんどこれが出てきます。二つを好きなように絞ったり、つぶし たりして、トーヨ(醤油)とスーカ(酢)を混ぜます。
これはチキンや魚が出てきた時に調味料としてつけて食べます。日本に比べると全体的に味付けが濃いです。
暑いという理由もありますし、ご飯がすすむ味付けが多いです。フィリピンの外食について三つの店に分けて紹介します。
一つ目はカリンデリアと呼ばれる、現地の人の大衆食堂です。
価格は安く、注文にもよりますが、ご飯が付いて₱25-50程で食べることができます。
ただし、衛生的にあまり良くなかったり、
おかずが長い間置いてあることもあるので注意しましょう。
二つ目はチェーンレストランです。
こちらはモールの中や路面店もあり、日本でいうファミリーレストランやファーストフード店です。
価格は₱100-200でフィリピンの代表的な料理が食べられます。
衛生的にはあまり問題がないと思います。
三つ目は個人経営のレストランです。
路面店がほとんどです。フィリピン料理だけでなく、アメリ カン、イタリアン、スパニッシュなど他国の料理も食べられます。
価格は₱200-500ですが、大体のメニューが2-3人前、4-5人前のも多いので、大勢で行くとお得です。
フィリピンでは珍しい生野菜も食べることができます。
詳しい情報はブログをご覧ください。
-
-
5. 住まいのこと
-
- 電圧
フィリピンの電圧は220Vのため、日本の電化製品を使う場合は変圧器が必要です。
現地でも手に入りますが、日本製の方が安心して使えます。
ただし、パソコン、携帯電話など一部は対応しているものもあります。
必ずご自身の充電器やコードを確認してから使うようにしてください。
万が一対応していないプラグを指すとコードや電化製品がショートして使えなくなる可能性があるので、注意が必要です。
プラグ
ダバオ市内は日本と同じプラグタイプのため、心配ありません。
停電
3-5月は計画停電が行われる場合があります。
長くて1-2時間で復旧しますが、予告なしに突然電気が使えなくなる可能性もあるので、
予備のバッテリーなどがあると安心です。
その際に、懐中電灯が手元にあると意外と重宝します。
小さいものがあれば、持っていってもいいかと思います。
また、モール内のエスカレーターやエアコンが止まることもあります。
フロアや場所によって、停電するため、エスカレーターの片側が動いていて、
片側は階段のように使うこともあります。
現地の人はウォーカレーターと言って、
停電の時期のフィリピン名物として紹介していました。シャワー
基本的にはお湯が出るシャワーのホテルやアコモデーションを紹介しています。
現地の人は水のみのシャワーのため、お湯の温度調整が細かくできないところがほとんどです。
-
-
6. お金のこと
-
- フィリピンのお金の単価はフィリピンペソ(₱)です。2017年2月のレート₱1=¥2.26
1000,500,200,100,50,20ペソはお札で10,5,1ペソがコインです。
スーパーやコンビニであれば、大きい単位のお金を使っても構いません。
しかし、タクシーやジプニー、露店で大きいお金を出すとお釣りがないと言われることもあるので、 できれば細かいお金にくずしておくと使いやすいでしょう。
そのため、現地の人はお財布というよりも小さいコインケースをお財布代わりに持つ人が多いです。
現地でも購入することができるので、おみやげとしてもいいかも
しれませんね。物価に関してはほとんどのものが、日本よりかなり安いです。
例えば、日本にもあるファーストフード店でご飯を食べようととするとドリンクとポテトがついて ₱100でお釣りが来る場合もあります。
普通のレストランでご飯を食べても₱100-200で食べることができます。
市内を回るジプニーという大型の乗り物も市内を回るくらいだと₱8で乗ることができます。
また、タクシーの初乗り料金も₱40~と、とても安いので使いやすいです。
乗り物に関しては交通手段をご覧下さい。*交通手段に飛ばしていただけると助かります。
日本と比べてお得なもの
映画→日本より上映開始が早く最新の映画が安く観られます。映画にもよりますが、₱150-₱190 で観ることができます。
しかも、音声は英語なのでリスニングの勉強にもなります。カラオケ→フィリピンの人もカラオケが大好きです。
普通のカラオケは英語の曲やタガログ語の曲だけですが、最近は少し日本の歌も歌える
カラオケがあるそうです。
カラオケの部屋1グループ(部屋に入るだけの人数)につき4時間で₱1,500程だそうです。水着→かなり安いものもありますが、サイズが少ないのでサイズがあればラッキーです。日本より高いもの
電池→パワーも弱く、日本の倍くらいの値段です。日本から持ってきた方がおすすめです。
-
-
7. インターネットのこと
-
- フィリピンでもインターネットが普及していて、スマートフォンを持っている人も多いです。
ホテルの宿泊施設ではWifiが完備されているところがほとんどです。
Wifiを使うようであればフロントの人にパスワードの紙をもらってください。
定期的に変わるようなので、いつ変わるかはホテルのフロントで確認してください。
また、仕事や課題のためにインターネットを使いたいと思うのであれば、コーヒーショップに行くと使うことができます。
コーヒーショップでは、現地の学生も勉強しています。ただし、インターネットは日本のものに比べるとかなり遅いです。
動画サイトも途中で止まってしまうこともあります。
また、天気に左右されることもあります。
近くで雷が落ちたり、雨が降ったりしても止まってしまうこともあります。
調べ物をする、メールをチェックするくらいは困りませんがデータの送受信や動画を見るのは日本であらかじめやっておいた方がいいかもしれません。ゆったりした気持ちで、たまには携帯やパソコンから離れるのもいいかもしれませんね
-
-
8. 交通手段
-
- タクシー
ダバオ市内のタクシーはどのタクシーも初乗り₱40~です。
同じフィリピン内のマニラのタクシーは外国人だとわかると、かなりの金額を請求されることが あると聞きますが、ダバオ市内のタクシーは取り締まりが厳しいので比較的安全です。念のため、 メーターを最初に使わないようであれば、運転手に「メーターを使ってください。」と言ってく ださい。
タクシーの乗り方は、誰も乗っていないタクシーを見つけたら手を上げて運転手にわかるようにして下さい。
夜の場合、タクシーの屋根の上のランプが付いているタクシーは乗客がいないサインですが、消し忘れのタクシーも多いです。現地の人も比較的気軽にタクシーを使うのでこんなアプリもあります。
https://appsto.re/jp/QFiLM.i アプリを使うと、15分以内にタクシーが来てくれます。ジプニー
ジプニーは元々Jeepを改造してできたことからジプニーと呼ばれていますが、
30年以上も前から走り続けているものや、日本の軽トラックを改造したものもあります。
現地の人の多くはジプニーを使います。
市内の主要な道路を通り、モールや公共機関を通っているため、便利です。
料金は₱₱8~で乗ることができます。市内を巡るのはだいたい₱8で周ることができます。
日本のバスのような感覚ですが、乗り心地は乗ってみてからのお楽しみです。
詳しい乗り方などはジプニーについてをご覧ください。
*ブログ(ジプニーについて)に飛ばしていただけると助かります。トライセカー
トライセカーはバイクを改造し、乗客が乗れるようにした乗り物です。
主要道路から外れた少し狭い道などを走ります。
道路を行ったり来たりしているので、目的地を言えばその前で降ろしてくれます。
初乗り料金は₱10~です。
比較的場所の融通が利くので、場所によっては、交渉して目的地まで乗せて行ってもらえるかもしれません。
-
-
9. 治安のこと
-
- ダバオ市はアジアで最も安全な街に選ばれたこともあるほど、安全に対してはかなり力を入れている街です。
例えば、モールやショップ、コンビニなどには必ずガードマンがいて、荷物チェックをします。 また、道路にも警察が見回りをしています。
フィリピンの国内では一般の人が護身用に銃を持つことが許されていますが、ダバオ市内は取り締まりが厳しく、一般の人が銃を持つのはかなり大変な ため、タクシードライバーでも持つ人はあまりいません。
お酒やたばこのルールもきちんとあります。現地の人はルールを守る人にはとてもいい街だけど、 ルールを守れない人にとっては厳しすぎる街と言っていました。
安全とはいえ、自分の身は自分で守ることを必ず心がけてください。<注意事項>
夜の一人歩きはなるべく避けてください。
日本人はお金持ちという印象が強いので万が一の時は狙われやすいです。
また、人混みの中に入るのは避けましょう。
-
-
10. 気候のこと
-
- フィリピン国内は雨季(6~11月)と乾季(12~5月)の2シーズンに分かれています。
ただし、雨季でも雨が降らないことも多いです。雨季は気温が比較的低く、乾季は高い印象を受けます。
中でもダバオ市は一年を通して、26-29℃とかなり過ごしやすい気候です。
フィリピンといえば台風の影響が心配されますが、ダバオ市はほとんどありません。
台風ができるのはダバオ市より北の海で発生し、北へ抜けるため通過することはまれです。
また、ダバオ市は山や森林に囲まれているため、上陸することはあまりありません。一年を通して同じ気候ですが、1日の中で気候が変化することが多いです。
例えば、朝暑く晴れていても、夕方4-6時頃に一時的に雨が降ることがあったり、朝は曇っていても、昼頃にはカラッと 晴れた天気になったりします。
雨も一度大量に降ってしまえば、すぐに止むことも多いです。
現地の人も雨宿りして行動する人が多いですが、心配な場合は傘があると便利です。
雨が降る前は気圧が低くなります。偏頭痛や、気圧の変化に敏感な方は雨の前後は注意が必要です。
-