『日本語は世界一難しい言語』って聞いたことありませんか？

実際に外国の方が日本語を学ぼうとするととっても難しく感じると聞きます。

とはいえ、わたしたち日本人は普通に使っているので、あまり気にすることがないかも知れませんね。

でも実は日本語って本当に難しい言語なんです。

今回から数回に分けて日本語の難しさについて書きますね。

 

▶︎語彙と漢字が多い！

前回、英語について書いた時に、英語を80％理解するのに必要な単語数は3000語とお伝えしました。実は、そのリストの中に何気無く載っていたんですが、日本語を80％理解するのに必要な単語数はというと…

なんと10000語！！

他の言語と比べても、めちゃくちゃ多いんです

びっくりですよね。

 

あまりご存知ないかも知れませんが、日本語にも検定試験があります。

日本語能力検定試験（JLPT）といいます。

この各級を取得するために、外国の方がどのくらいの単語や漢字を学ぶかイメージできますか？

この試験の各級を合格するために必要な語彙数、漢字の数はこんな感じです

 

《日本語能力試験の合格に必要な語彙数・漢字数》

N5：語彙800語　漢字100字

N4：語彙1500語　漢字300字

N3：語彙4000語？　漢字600字??

＊N3は新設レベルのため合格基準は明かされていませんが、N2とN4の中間とされています。

N2：語彙6000語　漢字1000字

N1：語彙10000語　漢字2000字

ご覧になってお分かりだと思いますが、N5が初級で最も難しいのがN1です。N1を取得するためには10000の単語や2000の漢字を覚える必要があるわけですね。

でも、超難関といわれるN1レベルに合格する人でも、日常会話の80%が理解できるレベルということになりますよね。

そして、実はネイティブ日本人が知っている語彙数は、さらに多いんです。

小学生で5000～20000語

中学生で20000～40000語

高校生で40000～45000語

大学生で45000～50000語

社会人なら50000以上

日本語をネイティヴレベルで話すには、とてつもなく膨大な単語を知っている必要があるということなんです。

さらに、常用漢字が2136字なので、実際にはもっとたくさんの漢字を知っていることになります。

こんなにたくさんの単語や漢字を覚えないといけないので、もちろん日本語は難しいですよね。

これが、日本語が難しいと言われる理由の１つです。

 

次回は日本語が難しい理由の２つ目を紹介します！