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ことばでもっとつながろう:高コンテキストと低コンテキストを意識しよう

今年の流行語大賞に『忖度(そんたく)』という言葉がノミネートされました。今年何度も耳にした言葉ですね。この忖度という言葉には日本人らしさがよく表れているなと感じます。日本人は相手が言葉にしないことまで察して話を進めます。いわゆる『空気を読む』わけです。

高コンテキスト文化と低コンテキスト文化

言語文化には「高コンテキスト文化」と「低コンテキスト文化」があると言われています。コミュニケーションを図るに際して、コンテキスト(context)つまり文脈のがどの程度影響するかは文化ごとに違いがあると言う考え方です。

言葉に表れていない情報で会話が成り立つのが「高コンテキスト文化」です。話の流れを読んだり、これまでの相手との関係の中で培ってきた情報で判断する必要があるんです。

ここで朝食のシーンをイメージしてみてください。

 

テーブルの目玉焼きに手をつけようとした夫が妻に向かって『おい』と言います。すると妻は『はい』と言って醤油を手渡します。

 

夫の言葉には「醤油」とか「取って」とか、さらには「お願い」という言葉さえ含まれていません。それでも妻には夫の『おい』という一言で『おい、醤油を取ってくれないか』というリクエストが伝わったのです。これは、その場の状況や夫の好みといった情報によって成り立った、高コンテキストの典型的な例です。

それに対して『低コンテキスト文化』は、英語圏でよくみられるコミュニケーションです。よくご存知の通り、英語では自分の考えや気持ちをストレートに表現します。かなり具体的に言うので、日本人の感覚では少し鬱陶しく感じるかも知れません。

高コンテキストと低コンテキストを使い分けよう

日本人同士のコミュニケーションでも、この高コンテキスト/低コンテキストを意識しましょう。これを意識することも大切な会話術だからです。

オフな感じの会話や親密さを感じさせる会話では高コンテキストなスタイルで話しましょう。そして、ビジネスシーンなどでは低コンテキストで話して、具体性を持たせましょう。真剣味がより伝わります。

 

少しの工夫でコミュニケーションはもっと楽しくなります。

 

【今日のまとめ】

コンテキストを使いこなしてもっと仲良くなりましょう!

 

*忖度とは:相手の気持ちをおしはかること。

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2017年11月17日

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